親愛なる君へ

2018年3月16日、自担・森田剛くんが結婚した。

 

このニュースを聞いて以来、自分で自分の気持ちを持て余す瞬間がたくさんあって、これはちゃんと向き合ったほうがいいな、とうっすら思っていた。友達から、気持ちの整理をするには文章を書くのがいいよ、と薦められたので、おそらく最初で最後になるであろうブログを書いてみます。

 

 

 

剛くんの結婚については、会社で仕事中に知った。会社で忙しく働いていたら、部下の1人(ジャニオタ)が私のデスクまできて、「○○さん(私)、ニュース見ましたか?」と聞くので、一瞬、NEWSのことかと勘違いして、「4人グループのNEWSのこと?」と聞いたら(我ながらボケてる。。)、「いえ、違います。剛くんのことです。結婚ですよ」と言われた。

 

「えっ。。」

 

仕事中だったこともあって、全然頭が働かず、その場はそれで終わったんだけど、ふとスマホを見たら、友達からLINEでメッセージがきていて、剛くんの結婚のことがそこでも伝えられていた。

 

いつの頃からか、次は剛くんだろうな、と謎に覚悟だけはしていたからか、大きなショックは感じなかった。それどころか、まったくなんの感情もわかず、「無」の状態、という感じだった。でも脱力感だけは感じてたかな。。そのあと、どうやって仕事を終わらせたか、まったく記憶はない。

 

週末を実家で過ごすために、その日は仕事終わりでそのまま移動だったので、その移動中にネット検索しまくって、事態の詳細を把握した。

 

そっか、また封筒がくるのか。。。

 

最初はぼんやりとそう思った。

 

次は剛くんと覚悟はしていたものの、Xデーがいつになるのか、常に頭の片隅にあったから、これで楽になれる、、と正直ほっとした気持ちも少しあった。

 

次の日起きて、ネットをチェックしたら、よっちゃんと健ちゃんのコメントが出ていた。健ちゃんのコメントの出だし、「親愛なる剛へ」を見た瞬間から、張り詰めていたものが切れたのか、涙腺崩壊。。多分、起こっている事態に対して、気持ちが全然ついていけてなかったんだと思う。健ちゃんのコメントを読んで、自分も寂しいんだ、ってことに気付いた(遅い)。

 

剛くんに奥さんや子供ができたといっても、剛くん自身が変わってしまう訳じゃない。でも、次のコンサートで会ったとき、そこにいる剛くんは人のもの。。私は今までと同じ気持ちで、剛くんを見れるんだろうか。

 

剛くんが10代の頃から見ていて、気付けばもう20年余り。私がV6を好きになった頃は、まだビデオテープの時代だったし、ネットも普及してなかった。V6のコンサートだって、いまや完成度が高くて当たり前な感じだけど、デビューして数年は、ジャニーズ特有のとんちき演出も多々あったし、MCもよっちゃん1人で話して終わる、なんてことも多くて、今のようにMC集を作るなんて、全然無理だった(失礼)。でも、こういうつまらない時間(失礼)も一緒に過ごすことで、V6とファンがお互いに切磋琢磨して育ってきた感覚はある。

 

「ともに長い時間を過ごす」体験を、今から別のグループと20年かけてするっていうのは、自分の年齢を考えると、正直もうないのかなと思ってしまう。健ちゃんが滝沢歌舞伎に出演したのをきっかけに、Snow Manのことが好きになって応援してるけど、今から20年後、自分が何歳になってるか考えると怖くなるし(汗)、Snow Manのことは、とにかく世に出て欲しい!という思いで応援しているから、私の中で、V6とは違うポジションにいるんだろうな。

 

話をV6に戻すと、そうやって積み重ねてきた時間が長いだけに、その間にはいいことばかりあった訳ではなくて、剛くんの仕事や将来のことを心配したり、V6のグループとしての存続について心配したりした時期もあった。特に剛くんにはヤキモキさせられることが多くて、泣いたり落ち込んだり、何回かファンをやめようかと思ったこともあった。そのたびに、どうやって乗り越えてきたのか、今となっては、はっきりと思い出せないんだけど。。。

 

ふとした時に感じる「好き」という気持ち。

 

やっぱり、これなのかな。。

 

いっそ嫌いになれたら、どれだけ楽なことか。一点の曇りもなく「好き」と思える期間がずーっと続けばいいけど、そこまでお花畑ではいられないし。特にこの数年は、「好き」と「やめたい」の間で気持ちが揺れることが多かった気がする。それでもいつも「好き」のほうが上回っていて、今日まできたんだと思う。

 

20周年の頃も、実は辛かった。。前のお相手との交際について、ツアー中に頻繁に週刊誌にとりあげられていて、記念すべきアニバーサリーイヤーなのにグループに迷惑かけてる、と思ってしまって嫌だった。それでもコンサートに行ったら楽しくて、大好きと思える剛くんがそこにいて、曲を聞いては色々な思い出がよみがえって涙したりもした。なにより、コンサートの間だけは、剛くんは特定の誰かのものではなくて、みんなの剛くんだっていう実感を得ることができていたんだと思う。

 

でも、とある地方での公演に、お相手が同行しているという噂や、目撃情報がネットにあがったりしたことがあって、それをネットで見たときは、自分でも引くくらい泣いてしまった。彼女がいるのが嫌なんじゃなくて(喜ばしくもないけど)、コンサートはファンのための場、ファンとV6のための唯一の場と思っているから、その大事なコンサートの場に、プライベートを持ち込まれた感じがして、それがとても嫌だった。剛くんの顔を見ると、そのお相手の顔が浮かんでくるようになってしまって、その地方での公演以降、剛くんうちわを持つ気分じゃなくなってしまった。そんな気分のまま迎えたオーラス公演。アンコールのリボンシャワーで、メッセージを正座して読んでいる剛くんの背中を見ながら、「ああ、やっぱりこの人が好きだ」と、ファンになってから何百回思ったか分からないことを、また思ったりした。

 

20周年がそんな感じだったから、ONESコンが決まったときは、とにかく楽しもう!と心に決めた。そう思って臨んだ結果、とっても楽しかった。剛くんのうちわを持ち、剛くんが近くに来たら「剛くーん」って大声で呼んで、ラッキーな時はファンサービスをもらえたり、コンサート後でその幸せな何秒かを何十回も反芻して喜んで、アルバムを聞いては次の公演に思いを馳せ、友達とブイコンについて夜な夜な語り合ったりして。。今、思えば、何年かぶりに、一点の曇りもなく、剛くんを好きだと感じて過ごすことができた期間だったのかなと思う。

 

決してリア恋じゃないし、剛くんはやっぱりあくまでも芸能人でアイドルで、私のリアルな日常で出会うことなんてない。でも、テレビやDVDを見て幸せや元気をもらって、辛いことがあったときも、V6に癒やされて乗り越えてきた。こんな感じで20年も過ごしてきてしまったので、V6はお水や空気と同じように、私にとってのライフラインの1つになってしまっている。

 

剛くんが結婚してしまった今、もしかしたら、剛くんが、V6が、私にとってのライフラインじゃなくなってしまうかもしれない。少なくとも今は、V6や剛くんが大好きな気持ちは変わらないけれど、これからもずっと変わらず応援します!とは言い切れない自分がいるし。。こういうふうに感じてしまう自分のことも、寂しいんだろうか。そして、私にとって、ひとつの時代が終わってしまう感じがしていて、それも寂しいのかもしれないなあ。。

 

ただ、今はこうは言ってはいても、新曲をテレビで見た瞬間、「ブイかっこいいいいい。剛くんかっこいいいいいいい」ってなっている可能性も非常に高い。所詮、ちょろいオタクなので。。

 

剛くんには、本当に本当に本当に幸せになって欲しい。なんなら、剛くんの遺伝子は、絶対に後世に残すべきだとも思っている(真剣)。

 

でも、どうしても「おめでとう」という言葉は言えない。。いろいろなことを受け入れて、気持ちを完全に切り替えるには、まだまだ時間が必要なのかな。。

 

なんだかまとまらないので、健ちゃんをまねて、お手紙を書いて終わることにします。

 

 

 

親愛なる剛くんへ

 

結婚と同時に父親になる。

剛くんのした決断は、ものすごく覚悟が必要だったんじゃないかな、と勝手に想像しています。

 

人からどう思われようと、何を言われようと、剛くんは自分の信念を貫く人だから。

何が起きても、決して人のせいにしない人だから。

剛くんの決断が、今後の剛くんに、たくさんの幸せをもたらすものになりますように。

こう祈らずにはいられません。

 

一つだけお願いがあります。

家族が出来て、大事なものが増えたと思うけど、これからも、V6とV6ファンのことも、変わらず愛してください。